YES PEOPLE 活動報告 2011年 7月16日 宮城県 気仙沼 階上中学校(避難所)

 

YES POSTERの売上げ、そしてお心在る方々の寄付金の合計21万7300円と不足分33,961円の合計251,261円を使って、宮城県の気仙沼にて行われたキャンドルジュンさんが企画、活動をされているLOVE FOR NIPPONに参加をさせていただき、炊き出し、サンタフェナチュラルタバコさんから寄付していただいたタバコ500個の物資提供、そしてオーガニックコットンのみを使用して作ったグリーンティーさんからの300枚(内200枚)の寄付されたTシャツを使ってストレンジのライブプリントを行って参りました。


初の試みということもあり、いろいろな試行錯誤を無い頭を使って、総勢15人の有志が集まり、3回のミーティング、700食分のビビンバの3日間の仕込み、そして早朝に出て、10時間後に現地到着、そのまま準備、準備も終わらないまま本番、片付け、8時間の帰宅。
とハードでしたが、仲間が沢山募ったので、とても楽しくもありました。


何よりも、困難を乗り越えて来た方々に自分達の出来る事をお渡しして、笑顔をくださった気仙沼の人々に出会えたことが、自分に勇気を与えて下さいました。
プリントをやりながら話をしていると、未だに仮設住宅に当らずに避難所で生活をしている人。仮設住宅に当選したけど、仕事が無く電気代など払うことが困難な人や、食べ物を普通に買えない人。50年の間、気仙沼の特産品であるフカヒレ加工業をされてきたご夫婦が全てを無くされた事。そしてもうダメだから、辞めてしまう事。でも皆さんいろいろな想いがある中、明るかった事。などなど沢山のお話をお聞きする事ができました。

今回の気仙沼でのYES projectを行う事ができましたのも、皆様方のご協力があったからだとおもっております。
ありがとうございます。

とにかくやってよかった。と今、思っております。
今後も大小の差はあるでしょうが、現地へ行ってこの活動を自分達の身の丈にあった大きさで続けて行ければと思っております。

かざまなおみ

 

ビビンバ 700食分の準備 (赤木商店の厨房をお借りして)。

人参 15kgをスライスしてます。

 

洗った小松菜28束をゆがきます。

 

それをしぼります。

 

もやし32kgも湯通し。

 

キムチ15kgは細かく刻みます。

 

水抜きして、刻んだゼンマイ15kgをいためます。

 

  その他、だいこん32本をスライスして甘酢に付けたり、ひき肉14kgを味付けしていためたりして、冷ましてから全てをziplockに小分けにして、借りて来たストッカーに入れて保存します。

 

当日(7/16)

3カ所にて集合。

 

冷蔵ストッカー、プロパン2本、5徳、プリント台3台、シルクスクリーンなどなど 満載で出発。

 

10時間かけて現地へ。

 

たばこが喜ばれると聞いてはいましたが、本当でした。

 

炊き出しチームも早速ご飯を炊きます。

50kgのお米を三つの4升炊きの釜で、3回に分けて炊きます。

 

そして盛り付けます。

 

出来上がり。

 

ビビンバ丼。焼酎も寄付していただき持って行きました。

さすが漁師町、皆さんお酒が大好きです。

 

ナムル、ゼンマイ、なます、そぼろ、キムチ、刻み海苔、みそ。

 

タバコも好調。

 

ストレンジも大好評!

 

小学校の仲良し2人組。

 

津波で家が流される前は、ご近所さん同士だった気仙沼マダム。

 

そして日が暮れ始めると、キャンドルジュンさんのろうそくに日がともる。

 

キャンドルジュンさんの今までろうそくに灯をともしてきた言葉。

それはひとつひとつがその場で積み重なって行くということ。

それが実際なんだと今回、感じました。

 

ハナレグミの音タイムがはじまり。

 

ステージ終了後にビビンバを。

 

とにかく作る。

 

おにーちゃんの分や、家族に持って帰る人達。

 

避難所。

 

これを持って一回目のプロジェクトの報告を終わりにいたします。

行く前までは、困難に立ち向かう人々を想い、善かれと思い、YES POSTERをつくっていました。

今、こうしてやってみて思うのは、自分の為にやっていたんだということ。

なぜなら、今回のプロジェクトを共に歩んだ仲間、そして気仙沼の人々が、元気や勇気をくれたからです。

こうして繋がったり、助け合ったりしてるのを実感できて、にんげんっていいな、って。

全員に感謝します。

7/16日  かざまなおみ